とうとう私は『ふんどし』に手をつけてしまっていた。
グンゼのオーガニックコットン素材のボクサーブリーフを購入してから半年後、シルク素材に目を付けモンベルのスペリオルシルク・トランクス(ボクサーパンツ)を手に入れた。
そして、そこからさらに半年後。
手に入れたのがこれだ。

絹素材のふんどし。
いろんな書籍・雑誌を読み漁り、最高の下着(このブログのテーマである睾丸ケアにとって至高のパンツ)の要件がおぼろげに分かり始めてきていた。
- 人の肌に近い素材(=シルク)
- 通気性(吸湿性)の高さ
この2つをマストとして、あとは価格やフィット感は人の好みによるでいいと思う。
それでこの絹のふんどし。
通気性と素材は最高だと考えた。
自然派をうたう雑誌での評価も高い。
購入した先は愛知県豊橋市にある金伴繊維株式会社 。
中国製のヘルシーシルクを使った比較的低価格なシルク製品を開発しているメーカーだ。
ヘルシーシルクとは?
ヘルシーシルクというのは、紡績の過程で生糸にならない部分(副蚕)を上手に再利用したシルクという意味で、それを「くず」と言わずに「ヘルシー」と呼びたいのがこの会社の言わんとすること。
今回購入した絹のふんどしも、そのヘルシーシルクで作られており、価格は1枚2,400円。
ただ、送料が1万円未満ということもあって下記のようにメール便?で送られてきているのに1,296円も取るのはどういうヘルシーなのかは疑ってしまうところ。


もう少しなにかあってもいいような気はするけども・・・
開封するとふんどしがパウチ袋に入れられて一人寂しそうだった。
【感想】穿いてみてどうだったか?
正確には「巻いてみて」または「締めてみて」が正しい言い回しだと思うけれど、2次元の世界から3次元へ昇格した心地。
シルクの肌心地が良いのはモンベルの時もそうだったので言うまでもないが、このふんどしという構造が、包み上げるというデザインが、私たちにあってたまらない気がしてならない。
一度このふんどしの心地よさを知ってしまうと、象を平面で抑え込もうとする従来のパンツに違和感を感じてしまう。
ふんどしを締める姿の滑稽さに、はじめは自分を卑下しながらも、この姿を普通じゃないと感じるようになった私たち日本人はなにか大切なものを失い、見過ごしてきたのではないだろうか・・・
深い、深すぎる。。
【問題点】ふんどしのここが課題!
このブログでは、アソコの違和感(玉袋や付け根の痒み・タダレ)から解放してあげられる商品探しを第一テーマだと考えているので、その点ではこれを上回る商品はきっと無いはず。
ただし、いまの現代服装事情から考えると、それは家の中だけの話に留めたい。
なにせ、夜寝るときだけふんどしを締めて、、でさえ、朝にははだけて、「私、いつのまにフルチンに・・・?前垂れどこにいった?」と見返せば前が後ろにいっている朝もしばしば。
そんなふんどしで出勤しようものなら、アソコがサーカスのごとくぶらぶらして気になってしょうがない(笑)
いや、それが気になるのもほんの数日なのだけれども、一番の問題点はアソコが定まらないことが、ジーンズやスラックスの穿きこなしという観点から難しいというところ。
アソコのラインが目立つし、揺れるのだ。
昔の平民・武士装束は良かった。
着物や袴など、上と下がはっきりとしない筒状の衣装だったのだから。
目立ちようがあるはずがない。
そうか、
西洋文化に影響されて、アソコを制圧しようと面で抑え込もうとした時代から、ふんどしはその存在意義を失ってきたのだ。
ふんどしをレギュラー化するためには、アウター(パンツ)、延(ひ)いては私たち日本人にとっての正装・服装とは?を深く考えていく必要がありそうだ。
つづく